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(写真上:2011年5月/茂木町山内の棚田にて) 2011年6月1日より放送がスタートしました 「とちぎのふるさと田園風景百選」は 第1回の茂木町 入郷で始まり、2012年3月26日放送の高根沢町 桑窪にて とうとう102回目、最終回を迎えました。 未来へ残したい県内各地の田園風景を訪ねる音の旅… みなさん、お楽しみいただけましたでしょうか? 私達スタッフはおよそ1年に渡り、県内102ヶ所の田園風景百選認定地を 訪ねてきたわけですが、そうすると取材を通して出会った方々は 102名…いえいえ、一つの地域で2〜5名の方々にお目にかかっていますから およそ300名近いのではないでしょうか。 取材にご協力いただきました皆さまに、厚く御礼申し上げます。 温かく迎えてくだっさった皆さん、 本当にありがとうございました。 この番組は、農業を中心に営む皆さんや、そのご先祖様もが主役です。 累々と続いてきた農業という営みが、この美しくなつかしい 田園風景を作ってきたからです。 4ad0fc33.jpg
(写真:2011年春/茂木町入郷の棚田) 春。東京から東北本線に揺られて、小山あたりを過ぎると 田んぼの緑や雑木林のある景色が広がり始めます。 すると、ほっとするような気持ちになります。 首都に近いという立地にもかかわらず 平野や山、川、里山といった豊かで多様な自然環境がある。 それが栃木県の一番の魅力なのではないか、私はそう感じます。 日頃、田んぼや畑を目にするだけの私たちが、 取材を通じてとりわけ強く感じたこと、それは 農業とは実に多様な営みであるということでした。 もちろん時代が変わり、機械化や環境の変化によって 昔のように、自然の循環の中で農業が完結していた時代は 遠くなりました。 それでも、取材に伺った農家の方々は、畑や田んぼの周囲にある 里山を知り尽くし、自分の庭のように暮らしています。 次の年の堆肥の材料となる木の葉さらいや、薪を集めに山へでかけ、 山菜やキノコ、茗荷摘みなど山の恵みをいただき、時には川に分け入って 川魚や海老などを穫ることもあります。 身近にある自然と共に遊び、日々暮らしている人たちがこんなにいる。 その光景は、小さな感動を私たちにもたらしました。 (その2へ続く)