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栃木県の最南端にある野木町 野渡。 この地区には、国の重要文化財に指定されている 野木町煉瓦窯の建物があります。 渡良瀬遊水池に接する野渡は、渡良瀬川と思川の合流部に近く、 この地域では煉瓦の原料となる、砂と粘土が川から採取できました。 野木町煉瓦窯では、明治時代から昭和40年代後半まで煉瓦を焼き続け 日本の近代建築に寄与したのです。 その野木町煉瓦窯のすぐそばに、熊野神社があります。 熊野神社では、毎年4月上旬の例祭で地区の子供達による ささら獅子舞が行われています。 このお役を担うのは、小学生までの男の子です。 下の写真であわれにも、男の子たちによって 鼻の穴に指をつっこまれているのが 太夫獅子、雄獅子、雌獅子の面です。 68a5d854.jpg
このお祭りでは、獅子舞の座を清めるために、 棒術の立ちあいが披露されます。 今年演じるのは4歳と6歳の男の子です。 2db2cc99.jpg
「えんっ!エ〜イ!」とかけ声もいさましく。 …楽しそう。きっと、いつの時代もそうだったのでしょうね。 127e614c.jpg
江戸時代に始まったとされる野渡のささら獅子舞は 地区の5つの集落によって行われ、毎年持ち回りで 当番地区の子供が獅子舞と棒術を披露します。 子供達を指導するのは、子供の頃に踊った経験がある男性たちです。 今の子供は覚えが早い。そう語る師匠たち。 昔はスパルタで、手足をはたかれながらビシビシ指導されたとか…。 30991024.jpg
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上の写真の男の子は、小学6年生。太夫獅子を舞います。 近年は子供の数が少なくなり、役者が揃わない年もあります。 今回も、3人で舞う獅子のうち一人しか揃いませんでした。 でも、指導する師匠の大人達はみな、自分も子供の頃に経験した このお祭りを大切に守りたい気持ちでいっぱいです。 子供達を慈しむように教えているその光景に 私は、大人たちの温かいまなざしを感じたのでした。 春爛漫のころ、神輿と5地区の華やかな山車を先頭に、 獅子舞や棒術の子供達や地区の人々が集落を練り歩くそうです。 美しいその光景が目に浮かびますね…。 3c0dd6b6.jpg
この記事は2012年3月21日 水曜日に放送終了しましたが、 栃木県のホームページでお聴きいただくことができます。 認定地名、野木町 野渡のページはこちら。 ラジオのアイコンがありますのでクリックしてお聴きください。 番組では、皆様からの感想をお待ちしております。 おハガキの場合は〒320-8601 栃木放送「とちぎのふるさと田園風景百選」宛 FAXは028-643-3311 メールはdenen@crt-radio.co.jpまでどうぞ! 「とちぎのふるさと田園風景百選」は栃木県のホームページでもご覧頂けます。